映画の感想
サマーウォーズ
私がアニメ映画に求めているのはアニメーションのすごさだ。
ストーリーとかキャラクターがどんなにわけがわからなくてもアニメーションによる表現がすごければ鳥肌が立つ。
それを求めている。
その点サマーウォーズはあまり鳥肌が立つ場面がなかった。
個人的に好きなシーンは二つ。
一つ目はラブマシーンを罠にはめて城の要塞に閉じ込めるシーン。
音楽がいい感じだった。うまくいっているような音楽ではなく不安感がある音楽だが作戦が成功するかのドキドキ感があってよかった。
もう一つは夏希が花札でラブマシーンと対決し、ミスからかけアカウントが足りなくなったときにあらわれる一人のアバターからどんどん集まるアバターのシーン。
べただろうが何だろうがどうしてもああいうシーンはぐっとくる。
それでもやっぱりアニメーションには幻想を見せてほしいのだ。
OZの世界観はよかった。でもアカウントは軽さを感じさせた。所詮はアカウントである。
なくなったとしても大したことはない。
また作ればいい。実際作中でも作ってたし。
カズマの格闘シーンもはなんだかこだわりが感じられた。
派手さを抑えてリアルな肉体での技に終始した。
デジタルならではの攻撃はほとんどなかった。序盤のでかいエビみたいなやつがビーム出してたくらいだろうか。
あの辺、個人的にはもっとデジタルにど派手にやってほしかったのだ。
あとはテーマに関しても触れておこう。
この映画のテーマは家族だと思う。さすが外してはないだろうがこればっかりは個人がどう感じるかである。
作者の意図とか関係なく見た人がくみ取ったものがテーマである。
そして家族のようで家族でない人、家族じゃないけど家族みたいな人。
侘助は家族に入り切れていなかった。カズマはあまり溶け込もうとしていなかった。
健二はそもそも家族じゃない。
それでもそれぞれが家族を守るために必死になった。
そうやって家族になっていく。
健二の最後のよろしくお願いしますは唐突感が否めないけど、最初のほうで栄おばあちゃんが夏希をよろしくといっていたし、最初の会食でみんなが食べ始めるときにもよろしくといっていた。
これからよろしく。そういうことなんだと思う。
今回は大家族で人数が多かったのがつらかったのかもしれない。キーパーソンは絞ったものの、もっと掘り下げてほしかった。それはある意味キャラの魅力が大きいということでもあるけど消化しきれなったという意味でよくなかった点だと思う。
総合的には王道で誰にでも楽しめそうだなと思った。
ポニョはこうして生まれた
映画ではないけどジブリ作品の制作過程に密着したドキュメンタリー。もののけ姫でも同じようなものがあり、そちらは非常に好きだったのでこれもみようと思う。
ポニョはあまり好きではなかった。けど、きょうみがある。
もののけ姫
ジブリ作品の中では一番好き。ジブリとしては黒い描写が出てくる。
ストーリーも千と千尋やハウルと比べると分かりやすい。
アニメーション映画には実写では不可能なものを表現してほしい。
だからコクリコ坂とか風立ちぬよりはファンタジーのほうがアニメーションとしては好きだ。
物語としての面白さと芸術作品としての評価を別個にしたい。
もののけ姫ではありえないくらいでかい生き物とか神としての動物が描かれている。
そこにリアリティを感じると自分の想像力が刺激される。
その刺激が好きだからもののけ姫は好きだ。
ポニョも芸術作品としては好きだけど物語としてはあまりにもよくわからなかったため映画としてはもののけ姫のほうが好きだ。